『男心と秋の空』!?
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2015/10/21
「男心と秋の空」・・・・・えっ!?「女心と秋の空」じゃないの???って思いました(p_-)??
もともとは、男性の変わりやすい心を例えて、男心と秋の空って使われていたんですよ(゜_゜)
このことわざができたのは江戸時代!! 結構古くから使われてますよ(p_-)
当時は既婚女性の浮気は命を落とすほどの重罪でしたが、既婚男性の浮気には寛大だったこともあり、
移り気なのはもっぱら男性だったんです(゜o゜) 今じゃ考えられないですよね(゜_゜)
また、若い娘に男性を警戒するよう戒めたり、ふられた際の未練を断ち切る慰めにも使われていたみたい・・・・難儀です。
男性の絶対王制!?的な時代ですね(゜o゜)
それ以前の和歌でも男心は移ろいやすいものとして扱われ、室町時代の狂言『墨塗』に「男心と秋の空は一夜にして七度変わる」
という有名なセリフもあるみたいです(゜o゜) 一晩で七回も心変わりするって、どんだけ~って言いたくなっちゃいます(~o~)
今の時代じゃ、尋常じゃないですね(^_^.) 下手すりゃ病気扱いですな(@_@;)笑
では、「女心と秋の空」と言われるようになったのは、いつごろなんでしょう(゜_゜)?
明治時代の尾崎紅葉の小説『三人妻』に「男心と秋の空」がでてきますが、「欧羅巴の諺に女心と冬日和といえり」と続きます。
おそらくこれは、イギリスの「A woman‘s mind and winter wind change often」(女心と冬の風)ということわざのことで、
強風や弱風に変化しやすい冬の風を女心にたとえたもの。この頃から変化の兆しがみえてくるんです(゜_゜)
その後、大正デモクラシーで女性の地位が向上すると、恋愛の価値観も変わり、当時、一世を風靡した浅草オペラで、
『風の中の 羽のように いつも変わる 女心――』と歌う『女心の歌』が大ヒット!!
西洋文化の影響で女性が素直に意思表示できるようになったこともあり、この頃から「女心と秋の空」とも言われるようになりますが、
愛情に限らず、喜怒哀楽の感情の起伏が激しいことや物事に対して移り気なことを示しており、男心とは少しニュアンスが違うようです。
では、現代ならどっちを使えばいいのでしょうか??
昭和に入って、徐々に定着してきた女心なんですが、あの「広辞苑」に初めて掲載されたのは1998年!!つい最近なんです(>_<)
今では、ほとんどの辞書には男心がメインで女心が載っていない事もあるんですが、辞書によって、男女が逆になっていたり、
微妙に意味合いが違ったりと、その言葉自体が、秋の空のようですが、結論としては、どちらを使ってもOK!!(゜_゜)
さて、あなたならどちらを使いますか(p_-)??
なかなか勉強になりましたか(ー_ー)!!!? では、また明日~\(^o^)/
★ベンリー新瑞橋店 ☎ 0120-808-073